「親といるとなぜか苦しい」リンジー・C・ギブソンを読んで、めちゃくちゃ目からウロコが落ちたので情報共有します。
お互いに満足のいく関係を築くためには、「精神的に成熟した人」を選ぶことが重要
が、しかし!毒親育ちだと、この「精神的に成熟した人」を見極める目が無いらしく、自分を利用する人間にばかり惹かれるらしい。
さんざん搾取されてきたため、
「素晴らしい人間関係など 夢物語にすぎないと考えがちだ 。だから 概して他者が自分に本気で関心を持ってくれることなどないと不安を抱えている」
そうなのよーーー!!
自分に興味なんてないよねって思うから、真剣に話すこともほとんどない。
どうせ、聞いてないでしょ!って感じで。
著者が治療している虐待されてきた女性患者の多くは、
「優しくて思いやりのある男性は退屈だ」というらしい。
相手が自分勝手で支配的でないと魅力を感じないんだとか!ダメンズあるある!!
「私、やさしい人がいい~」と言いながら、いつもモラハラ男とつきあってる友達。
あれは、モラ男がきっかけで、自分の否定的な家族の古いパターンに戻ってしまう化学反応なんだそう。
子供時代の自滅的な役割が、水面下で再び頭をもたげてきたことを示す危険な兆候なんだとか。
こんな曇った目だから、「精神的に成熟した人」を見極めることは困難。
そこで、精神的に成熟した人とはどういう人かをこの本が教えてくれます。
何個かあるんだけど、私が「へ~!」って思ったのをピックアップすると・・・
簡単に気分を害さない人
自分の短所を冷静に見ることができて、個人的な攻撃と 受け取ったりしない人。
すぐにカッとなればなるほど相手との関係は悪くなる。
↑ これ!! 前の上司!簡単に気分を害してすぐカッとなる!
どこに沸点があるか分からない。謎の地雷が埋め込まれてて、話しかけるのに超タイミング図らないといけない疲れる人。やっぱ精神未成熟だったんだ。
気分にムラがない人
最初から 苛立ちを隠そうともしない相手は要注意だ。 情がなく 権利意識が強いことを示している。
要注意!イライラまき散らしてたもんなー、前の上司。
情は確かに無かった!あの上司の逆が成熟してる人なのかも。
共感力のある人
共感力は人間関係に安心感をもたらす。
なるほど、共感されると嬉しいのは「安心感」をもらえるからか。
共感不足だな、私。すぐ求めちゃう(笑)
相手の話を喜んで聞き、相手を知ろうとする人
こんな人って、本当にお金払う場所にしかいないよね。
バーのマスターや心理カウンセラーにお金払わないと、自分の話を喜んで聞き、私を知ろうとしてくれる人なんていないと思ってるよ。
素人がタダでそんなことしてくれるの?!って感じ。
おまけに、相手の話を喜んで聞き、相手を知ろうとする人は、
・話したことを覚えていてくれ 先々 そのことに言及することもある
・相手の個性を大事にし興味を持つ
・彼らは相手をしっかりと 認識し 相手の心を豊かな記憶で満たしてくれる
・相手の長所に言及することも多い
・相手を信頼するほど、自分の内なる世界を見せてくれるようになる
これらは かつて精神的にネグレクトされてきた人にとっては全く新しい心ときめく経験かもしれない。
本当、こんなに心満たされる会話ができたら、そらときめくわ!!って思う。
でも、こんな人が実際にいたら「何か裏があるのではないか」って疑うかも。
私を支配するために、うまいこと言ってるのでは??ってなかなか信用できない。
自己中の親に振り回されて育ったから、人を素直に信じることが難しい。
慰めるのも 慰められるのも好きな人
精神的に成熟した人はストレス下では自然に人を慰めたり慰められたりすることの大切さを知っている。 思いやりと人の親身な支えがどれほど力になるかがわかるわかるのだ。
いや~、これ、今回の退職前に親身になってくれた人がいたから、どれほど力になるかがわかった。
慰めは、心の栄養になるらしい。
今回の職場ではいじめられたり、短気な上司に振り回されたりと、
「いったい私にどんな学びをさせたくてこんな環境用意したんですか?神様」って思ってたけど、
「精神が成熟した人の見分け方」を教えるためだったのかも!!今、きづいた。
声を上げて笑う人
精神的に成熟した人にはユーモアセンスがあり、ストレスにも前向きに対処できる。
笑いは万人に平等に与えられたものであり 支配欲も従属欲も手放させる力がある。
笑いって大事だな~。笑顔で話してくれるって、相当なギフトをいただいてることにきづいた。
そして笑顔の苦手な私は、いつも笑顔の人にインタビューしてたんだけど、やっぱり相手のために「笑顔作ってる」って人が多かったな。笑ってくれると受け入れられてる気がして嬉しいもんね。
自分の望む人間関係を維持していくには、自分も精神的に成熟していくことが大切
精神が成熟した人と交流するためには、自分も成熟することが必要ってことで、どんなことをすればいいのかも本が教えてくれる。
まずその前に毒親育ちは、自分の考えを表現することを禁じられてきた人が多い。
子どもが自分の考えを出すと、親を批判して、自立し、自分を見捨てるかもしれないという恐怖から、子どもの行動はもちろん 感情や考えまでも支配して、自分の安心を図るそう。
そんな支配下で洗脳されて自分を表現できないまま、大人になって、不当な人間関係しか作れなくなった人に、どうすればいいかっていうと
必要な時にはいつでも人に助けを求める
これ、苦手なんですよね。助けを求めても無理だよね、って最初からあきらめているのと私のために動いてくれないよねっていう自己肯定感の低さから。。
・しっかり自分の気持ち やなぜそれを望むのかもきちんと伝わるように説明する
・相手がどう受け取るかをコントロールしようとしない
・自分が持っている以上のエネルギーを注がない
・相手を喜ばせようとするのではなく自分の本当の気持ちを伝える
・いやいや 受け入れて後で腹を立てて文句を言いそうだと思ったら断る
↑これ、よくやってしまう。断るのが苦手だから引き受けるけど、あとでパンクして文句を言うことになる。
・完璧にこなすことを考えるより とにかく 取り掛かる
失敗がこわいから、あれこれ頭で考えすぎて動けなくなることが多い。
・誰もが自分の感情や自分の欲求を伝えることに責任を持っていることを忘れない 。
自分の感情や欲求を伝えることは責任なんだ!
・自分から言わなければ自分の欲求は相手にはわからない。
察してください、じゃダメですね。
・心が傷ついたらまずはその理由を考える
過去の経験が引き金となったのだろうか
それとも 相手が自分の気持ちをわかってくれなかっただろうか
古いパターンに陥ってないか、自分と向き合うことか。
そうすると、人間関係においても積極的に自分を表現していけるようになるそうだ。
私が最も苦手な分野!
などなど、他にもいろいろある。
こんな風に、自分を表現することで、自分を大切にでき精神的な孤独からも 解放される。
「幸せな人間関係を手に入れていくための鍵は大人になって成熟したあなた自身の内側にあるのだから」、と本書はしめくくっている。
本で教えてもらった知識を使って、自分が関わる人を観察すること。
精神的に成熟した人を見極めて、自分も成熟した関係を作れるような人間になる。
自己犠牲しなくて、気楽に人と交流できるようになりたい!