こんにちは!ことねです。
今回は「毛髪ミネラル検査」を受けたので、結果をシェアしてみたいと思います。
髪の毛から今の体の状態がなんとなく見えてくるという、ちょっと面白い検査なんです。
「健康診断は血液検査が一番でしょ?」って思う方も多いと思いますが、毛髪は体に溜まったミネラルや毒素の“定期預金通帳”みたいなもので、「これまでの毒の貯まりぐあい」が見えるのが特徴です。
たとえば、こんなことに思い当たりませんか?
- 甘いものをやめたいのにやめられない
- 疲れやすいけど、どこが悪いのかよくわからない
- サプリ飲んでるのに、なんか効果感じない…
これ、もしかしたら「ミネラルバランスの乱れ」が関係しているかもしれません。
というわけで、私の検査結果をもとに、わかりやすく解説していきますね。
鉛(Pb)がちょっと高めでした…!
まず気になったのは「鉛」の数値。なんと基準値の3倍以上。
「え、鉛って昔の水道管とかじゃないの?」と思いますよね。私もそうでした。
でも今も、ヘアカラーや化粧品、陶器や釉薬(=ガラス質のうわぐすり)、古い家のペンキなどに使われていることがあるそうです。
鉛は記憶力や集中力の低下、だるさ、貧血、肌のくすみなどの原因になるともいわれています。
とはいえ、すぐにどうこうというものではないので大丈夫。亜鉛やカルシウムの摂取を意識すると、排出が促進されると言われています。
マグネシウム(Mg)はなぜか多い…?
髪に出る=体から排出されているということ
毛髪ミネラル検査は、「体が使わなかったもの」「余ったもの」が出てくる検査です。
つまり、マグネシウムが多く出ている=うまく使われていない、もしくは過剰に使われている可能性がある、ということになります。
マグネシウムが多く出る理由は主に2つ
- ストレスや緊張による大量消耗(マグネシウムの燃えカス)
マグネシウムは副腎や神経、筋肉の緊張をゆるめる役割があります。ストレスが多いと、大量に使われて消耗→排出、という流れになります。 - ビタミンB6やATP不足によって使えなかった(使われず余ったマグネシウム)
マグネシウムは、B6やATP(細胞エネルギー)がないとうまく働けません。そのため吸収されても使いこなせず、余って排出されることがあります。
どちらにしても「体がうまく回っていない」サイン
排出が多い=がんばりすぎて疲れているか、使いこなせていないというサイン。逆に、排出が少ない人は、体内でしっかり使われている可能性が高いです。
マグネシウム排出が多かった場合の対策
- B6やナイアシンの摂取(補酵素がないと働けません)
- ストレスケア(呼吸法、睡眠、湯船、自然)
- 糖質過多を避けて血糖安定を意識
- ATP産生を支える食事(タンパク質、鉄、B群など)
マグネシウムは地味だけど大切な存在。「なんとなくの不調」があるときこそ、見直したいミネラルのひとつです。
セレン・クロム・バナジウム・リチウムも不足
このあたりは聞き慣れない名前かもしれませんが、体にとっては重要な微量ミネラルたちです。
- セレン:抗酸化や免疫に関係。疲れ・むくみ・抜け毛に。
- クロム:血糖値の安定サポート。甘いものがやめられないときは要注意。
- バナジウム:インスリンの“まねっこ”。血糖の波に関わる。
- リチウム:情緒を整える縁の下の力持ち。
クロムとバナジウムが不足すると…
血糖値の波が激しくなりやすく、こんな症状が起きやすくなります:
- 食後に眠くなる
- 甘いものがないとイライラする
- 朝がしんどい・起きられない
- 低血糖による冷や汗、ふらつき、疲労感
補給するには?
- クロム:ブロッコリー、卵黄、全粒穀物、黒ごまなど
- バナジウム:魚介類、玄米、ラディッシュ、パセリ、しいたけなど
セレンが不足している人は、魚(サバ・カツオ)やナッツを意識して摂ると◎です。
「数値がいい」=「健康」とは限らない
検査数値が基準内だからといって安心とは限りません。
毛髪ミネラル検査は「今」だけでなく、「数か月間の蓄積」や「排出のしやすさ」も見ています。
たとえば、鉛が高く出る人は「溜めやすい体質」かもしれないし、マグネシウムが高い人は「使いこなせていない」可能性もある。
数値はあくまでヒントです。「わたしの体、どんなクセがあるのかな?」という視点で見ていくと、ぐっと日常に活かしやすくなります。
というわけで、私がやってみたこと
- サバ缶を定番メニューに(セレン対策)
- ヘアカラーをヘナ染めにシフト
- マグネシウム入りバスソルトでお風呂タイム(ストレス対策)
- 朝ごはんにブロッコリーとゆで卵を(クロム補給)
ぜんぶ、がんばらない範囲でゆる〜く続けています。
ちなみにサバ缶は食べた後、洗うのがちょっと面倒(笑)ヘナ染めは自分でやってたけど、うまく染められないので最近は美容室にお任せしてます。美容師さんいわく「ベッキーもやってるらしい」とのこと。ナチュラリストなんですね〜
毛髪ミネラル検査は、体との静かな対話ツールです。 数値を見るだけでなく、「なぜこうなったのか」を探ってみると、セルフケアの視点が一気に広がります。