「親といるとなぜか苦しい」――リンジー・C・ギブソンの本を読んで、目からウロコが落ちたので情報共有します。
目次
- お互いに満足のいく関係を築くには「精神的に成熟した人」を選ぶことが重要
- 望む人間関係を維持するには、自分も精神的に成熟することが大切
「精神的に成熟した人」を選ぶ重要性
しかし!
毒親育ちだと、この「精神的に成熟した人」を見極める目がなく、自分を利用する人間ばかりに惹かれてしまうらしい。
さんざん搾取されてきたため、
「素晴らしい人間関係など夢物語にすぎないと考えがち。だから概して、他者が自分に本気で関心を持ってくれることなどないと不安を抱えている」
わかる!!
「自分に興味なんてないよね」と思うから、真剣に話すこともほとんどない。 「どうせ、聞いてないでしょ!」という気持ちで、話すのを諦めてしまう。
「優しくて思いやりのある男性は退屈」?
著者によると、虐待を受けてきた女性患者の多くが
「優しくて思いやりのある男性は退屈だ」
と言うらしい。
相手が自分勝手で支配的でないと、魅力を感じない。
まさに「ダメンズあるある」!
「私、やさしい人がいい~」と言いながら、いつもモラハラ男と付き合ってる友達。
あれは、モラ男がきっかけで、否定的な家族の古いパターンに戻ってしまう化学反応だったのか。
子供時代の自滅的な役割が、水面下で再び頭をもたげてくる危険な兆候
こうなると、「精神的に成熟した人」を見極めるのは難しい。
精神的に成熟した人とは?
この本では、精神的に成熟した人の特徴を紹介している。
1. 簡単に気分を害さない人
自分の短所を冷静に見つめ、個人的な攻撃と受け取らない。
すぐにカッとなるほど、人間関係は悪くなる。
↑ これ!前の上司!!
簡単に気分を害して、すぐ怒る。 どこに沸点があるか分からず、話しかけるタイミングを計らないといけない。
やっぱり、精神未成熟だったんだ。
2. 気分にムラがない人
最初から苛立ちを隠そうとしない人は要注意。
情がなく、権利意識が強い証拠。
要注意!!
イライラをまき散らしてたもんな、前の上司。 情は確かになかった。
3. 共感力がある人
共感力は人間関係に安心感をもたらす。
なるほど、共感されると嬉しいのは「安心感」をもらえるからか。
私は共感不足かも。すぐ求めちゃう(笑)。
4. 相手の話を喜んで聞く人
こんな人、どこにいるの?!
バーのマスターや心理カウンセラーにお金を払わないと、自分の話を喜んで聞いてくれる人なんていないと思ってた。
でも、本当に精神的に成熟した人は違う。
- 話したことを覚えてくれる
- 相手の個性を大切にする
- 相手の長所に言及する
これらは、精神的にネグレクトされてきた人にとっては、新しくて心ときめく経験かもしれない。
ほんとそう!!!!でも、実際にこんな人がいたら「何か裏があるのでは?」と疑ってしまうかも。
素直に信じるのが難しいのは、自己中な親に振り回されてきたせい。
5. 慰めるのも、慰められるのも好きな人
精神的に成熟した人は、ストレス下で自然に人を慰めたり、慰められることの大切さを知っている。
思いやりや支えがどれほど力になるかがわかっている。
今回の退職前に親身になってくれた人がいた。
「慰めは、心の栄養になる」
身をもって実感した。
自分も成熟していくには?
精神的に成熟した人と交流するためには、自分も成熟することが必要。
この本は、その方法も教えてくれる。
まず、毒親育ちは「自分の考えを表現することを禁じられてきた」人が多い。
なぜなら、
「子どもが自分の考えを出すと、親を批判し、自立し、自分を見捨てるかもしれないという恐怖があるため」
だから、親は子どもの行動だけでなく、感情や考えまで支配し、自分の安心を図る。
その結果、大人になっても「不当な人間関係」しか築けなくなる。
では、どうすればいいのか?
1. 必要な時には助けを求める
これ、苦手。
「助けを求めても無理だよね」 「私のために動いてくれるわけない」
こう思って、最初から諦めてしまう。
2. 自分の気持ちを正直に伝える
- しっかり自分の気持ちを説明する
- 相手がどう受け取るかをコントロールしようとしない
- 自分が持っている以上のエネルギーを注がない
- 相手を喜ばせるのではなく、本当の気持ちを伝える
3. 断る勇気を持つ
「いやいや受け入れて、後で文句を言いそうなら断る」
↑ これ、やってしまいがち。
断るのが苦手で引き受けるけど、あとでパンクして文句を言う。
4. 失敗を恐れずに行動する
完璧を求めるより、とにかく取り掛かる。
5. 自分の感情や欲求を伝える責任を持つ
察してほしい、じゃダメ。
「自分から言わなければ、相手にはわからない。」
……読んでて、心にグサグサ刺さった。
この本、めちゃくちゃ勉強になる!!